「パーミションマーケティング―ブランドからパーミションへ」 セス・ゴーディン 翔泳社より
パーミションマーケティングを始めるための10項目
- 新規顧客の生涯価値を測ろう。 このデータがあればこそ、新しい策を打った際のパーミションを得ることができるのである。
- 見知らぬ人をともだちにするのに適したコミュニケーション・ツールを確立しておこう。それは電子メール、手紙類、電話対応のマニュアル、ウェ
ブページなどだ。それらのツールに大事な基本的なものは次の4要素
- 長く続けること。
- 生活者が反応できる「何か」があること。
- コミュニケーションが進化すると共にレスポンスも違うものとなっているべき(顧客プロフィールを深く知るようになったら、送るメッ セージも変えよう)
- 結果については必ず測っておこう。
- すべての広告に電話番号を明記しておこう。どんな種類の広告であろうとこのことは守ろう。生活者が反応できるようにしておくためだ。そして反 応が得られたら、最適なコミュニケーションツールを選ぼう。
- ツールごとの効果を測定し、下位にある60パーセントのツールは捨て、常に新しいツールを使うようにしよう。常に新しく、違うアプローチを試 すことが大事だ。
- どのくらいの「パーミション」を達成できたのかを測定しておこう。また、どのくらいの「パーミション」が購買行動を変えるのかも、測定しよ う。「パーミション」チームそれぞれが目標を達成できたら、きっちりと報いよう。
- 「パーミション」ベースを守るために、人間を1人、専属でつけよう。手に入れた「パーミション」のレベルを上げるよう顧客1人ひとりに集中す る一方で、近視眼的に目先の利益に手を出してせっかく得た「パーミション」を台無しにしないよう、見張っていてもらおう。
- 繰り返し作戦のコストを削減しよう。自動応答装置を活用したり、電子メールやインターネットをうまく活用しよう。
- ウェブサイトを、カタログの焼き直しから、「パーミション」獲得メディアとして、戦略的に再構築しよう。
- 「パーミション」の現在価値がどういうものか測ることができるように、定期的に監査をしよう。
- パートナーたちと戦略的に提携し、常に新しい製品やサービスを顧客に提案することによってもらった「パーミション」をレベルアップしていこ
う。