パーミッションマーケティングを始めるには


「パーミションマーケティング―ブランドからパーミションへ」 セス・ゴーディン 翔泳社より

パーミションマーケティングを始めるための10項目
  1. 新規顧客の生涯価値を測ろう。 このデータがあればこそ、新しい策を打った際のパーミションを得ることができるのである。


  2. 見知らぬ人をともだちにするのに適したコミュニケーション・ツールを確立しておこう。それは電子メール、手紙類、電話対応のマニュアル、ウェ ブページなどだ。それらのツールに大事な基本的なものは次の4要素

    • 長く続けること。
    • 生活者が反応できる「何か」があること。
    • コミュニケーションが進化すると共にレスポンスも違うものとなっているべき(顧客プロフィールを深く知るようになったら、送るメッ セージも変えよう)
    • 結果については必ず測っておこう。


  3.  
  4. すべての広告に電話番号を明記しておこう。どんな種類の広告であろうとこのことは守ろう。生活者が反応できるようにしておくためだ。そして反 応が得られたら、最適なコミュニケーションツールを選ぼう。


  5. ツールごとの効果を測定し、下位にある60パーセントのツールは捨て、常に新しいツールを使うようにしよう。常に新しく、違うアプローチを試 すことが大事だ。


  6. どのくらいの「パーミション」を達成できたのかを測定しておこう。また、どのくらいの「パーミション」が購買行動を変えるのかも、測定しよ う。「パーミション」チームそれぞれが目標を達成できたら、きっちりと報いよう。


  7. 「パーミション」ベースを守るために、人間を1人、専属でつけよう。手に入れた「パーミション」のレベルを上げるよう顧客1人ひとりに集中す る一方で、近視眼的に目先の利益に手を出してせっかく得た「パーミション」を台無しにしないよう、見張っていてもらおう。


  8. 繰り返し作戦のコストを削減しよう。自動応答装置を活用したり、電子メールやインターネットをうまく活用しよう。


  9. ウェブサイトを、カタログの焼き直しから、「パーミション」獲得メディアとして、戦略的に再構築しよう。


  10. 「パーミション」の現在価値がどういうものか測ることができるように、定期的に監査をしよう。


  11. パートナーたちと戦略的に提携し、常に新しい製品やサービスを顧客に提案することによってもらった「パーミション」をレベルアップしていこ う。