『ゲリラ流 最強の仕事術~「収入」と「時間」が増える技術と習慣~』 ジェイ・C・レビンソン フォレスト出版より
落とし穴その1、「時間のわな」
ゲリラとして避けなければならないことがある。 すべての仕事を自分ですること、自尊心があなたの邪魔をすること、時間を使うことと無駄にすることの区別
をつけそこなうことだ。 もし、最初にたくさんの時間を使い過ぎていることがわかれば、後で変更が非常に難しいパターンを確立してしまうことになる。 習
慣は破るより作るほうがずっと簡単なのだ。
落とし穴その2、「大きいことの魅力」
収入の増加、拡張、従業員の増員、より大きなオフィスへの移転、一ビジネスパースンの活動から大企業に変わることなど。 これらは自由とバランスの大敵で
ある。
落とし穴その3、「お金の泥沼」
「大金を稼ぐことにのみ駆り立てられている人は、人間関係をおろそかにしがちである。仕事から離れて恋に落ちたり、配偶者と座って話したり、子どもの質問
に答えたりする時間がない」(フォーチュン誌より)
すべての落とし穴の中で、お金の泥沼が一番深くて暗くて大きい。
落とし穴その4、「燃え尽きの障壁」
仕事に対する最初の意気込みを失って、わくわくする感じがなくなってしまったら、何か別のものを目指すべきである。自分がしていることを好きになればなる
ほど、それを上手にできるようになるとはっきり証明している研究もある。 もし仕事に対する愛情を感じなくなれば、その関係は終わりにして、新しい関係を
始めることだ。
落とし穴その5、「人間性の支障」
ビジネスより人、ビジネスより家族、ビジネスより愛、ビジネスより自分が上位にある。 個人的な温かさ、ユーモアのセンスや他の人間を愛することを決して
忘れてはいけない。
落とし穴その6、「焦点合わせの失敗」
経営の詳細にあまりにものめり込み過ぎたり、ビジネスを広げるのではなくて、コンピューターの勉強をすることに時間を費やしてしまう。 意識的に変化を起
こそうと決定する場合以外は、自分の方向は変えてはいけない。
落とし穴その7、「完全主義の落とし穴」
自分の時間の半分を費やして磨けないものを磨いたり、必要ないことに没頭したり、達成できないことに専念したりしていることはないか?
落とし穴その8、「販売のわな」
販売のわなは、あなたに同じ物を何度も何度も売るように強いる。 これを避ける方法は、一回の手間で複数の販売をすることだ。 雑誌なら、一回分の号では
なく定期購読で売る、一回だけのマッサージではなく、毎週のマッサージを一年分売る。 一回限りの販売が何年もの利益を生み出せるようにすることだ。 一
回限りの販売のわなに陥ってしまうと、努力の結果得られた利益を楽しむよりも販売に時間を費やすことになるだろう。
落とし穴その9、「余暇の魅力」
余暇の時間はすべて楽しいものと信じるような甘い考えを抱かないことだ。 余暇の時間に何をしようか十分考えておかないといけない。 余暇の時間自体は、
つまらないものになりうることを覚えておこう。
落とし穴その10、「引退の策略」
引退を計画するという間違いを犯してはいけない。仕事量を減らし、ペースを落とすように計画するのはよいが、完全にやめることを計画してはいけない。 自
然界では、引退するものなどない。