帯に書いてあるキャッチコピーです。
要約すると、まずテーマを設定し、次に5つのツールを使って情報を収集し、構造化フレームワークにしたがって情報を整理しつつ文章の骨子を作り、物語フレームワークを使って文章に仕上げるという流れです。
5つのツールとは、
- Evernote
- Delicious
- Mind42
- WZ Editor
- ドキュメントスキャナ
を指します。
Evernoteはデータをなんでもかんでも整理してしまうツールで、Deliciousははてなブックマークをさらに発展させたようなサービス、Mind42はマインドマップを書けるサービスです。
WZ Editorはアウトライン機能の充実した有料のエディタ、ドキュメントスキャナは書類整理に特化したスキャナです。
これらのツールを紹介する部分は知らないことが多かったのでなかなか役に立ちました。
でも、その後の、構造化フレームワークと物語フレームワークの説明になると突然分かりにくくなります。
特にMind42を使ったマインドマップの書き方の部分は、よく似た言葉が何度も出てきて、一つ一つ整理して読まないと途中でいやになります。
本書自体が、これらのフレームワークを使って書かれているんでしょうけど、全体的にはいかにもコンピュータで考えた構成だなあという印象を受けます。
そもそも、フレームワークで半自動的に文章なんて書けるものでしょうか。
文章を書くという行為は考えるという行為でもあります。
オートマチックに考えるというのが、頭に汗して考えたことになるのか、そしてそれを文章にしたものに果たして読む値打ちがあるのか。
読者の立場からするとあまり愉快じゃありません。
新刊ということもあってアマゾンのレビューは少ししかありませんが、まったく評価しない人と、絶賛する人の二つに分かれるようです。
この本の方法を実践するかどうかは別にして、この中で紹介されているEvernoteは試してみる価値のある、ちょっとすごいツールです。
それを教えてくれただけで、この本は無駄ではありませんでした。
PHP研究所
発売日:2009-05-21
発送時期:在庫あり。
ランキング:29618
確かに「字」は書いてあったが、「文章」ではなかった。
ついに出た! Web時代の「知的生産の方法」の最高峰
少なくとも買う価値は無い
ついに出た! Web時代の「知的生産の方法」の最高峰
少なくとも買う価値は無い
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